Facility 01 細穴5軸加工機

SCROLL

  • 高圧噴流による高速加工が可能

    既製品のパイプ電極を使用でき、ディフューザー形状にあわせた加工パスをプログラミングすることで、効率的な創成加工に加え、パイプ電極の穴から最大7MPaの高圧噴流を吐出することで、チップ排出を促進して高速加工を実現した優れた細穴加工に特化した機械です。

  • 貫通検知で
    バックストライクを防ぐ

    電極がワークを貫通したかを検出する機能が標準装備され、電極が深く入り過ぎて、他の箇所を誤って加工すること(バックストライク)を防ぎます。水中での加工は、穴貫通時の抜け際でも放電状態が安定しやすく、貫通検知の精度を向上します。

  • 5軸割り出し加工が可能な
    回転装置を装備

    2軸の傾斜割り出しテーブルを採用し、最大質量50㎏のワークまで加工可能です。ワーク高さに合わせて電極ガイド先端を位置決めするガイドアーム(W軸)、長尺のパイプ電極を使用するときに、電極の中間点で発生する回転振れの拡大を抑える、回転振れ防止フィンガに加え、ATC電極24本収納などを装備し、最大工具長は470mmです。

プログラム作成・運営画面を見る

MERIT

細穴放電加工機は、
こんなところに活用されています。

細穴放電加工は、その高精度と
微細加工能力から
さまざまな産業で活用されています。
以下にその活用方法の一部を挙げてみます

  • 1.医療機器製造

    心臓血管の治療に使用されるステントや、人工内耳の部品などの医療機器では、微細な穴の加工に活用されています。

  • 2.半導体製造

    半導体の製造プロセスでは、微細な配線の穴を加工するのに活用されています。

  • 3.航空宇宙産業

    航空宇宙産業では、エンジン部品や燃料噴射器など、高温・高圧下で耐久性のある微細部品のセンサー穴の加工に活用されいます。

  • 4.自動車産業

    自動車産業では、ヘッドシリンダーやトランスミッションなどの部品に、微細な穴に活用されています。特に燃料噴射装置などの燃料系統部品には、微細な穴が高精度で加工できます。

  • 5.精密機器製造

    レーザー加工機や光学機器、精密計測機器など、精密さが求められる機器の製造にも活用されています。

  • 6.発電機器製造

    ガスタービンエンジンの構成部品の中で、燃焼室より後方にあるタービンブレード(動翼)とベーン(静翼)には、耐熱合金が使用され、翼面に冷却用の小径穴が数多く必要で、その冷却穴の加工に活用されいます。

これらの産業において、細穴放電加工は
高精度な加工が要求される部品や
製品の製造に
欠かせない技術となっています。

SPEC

  • A軸 360 °(連続)
    B軸 -110 ~ +30 °
    最大積載質量 50 kg、特別仕様:150 kg
    早送り速度 5000 mm/min(X・Y・Z・W 軸)
    3 / 2 min-1(A・B 軸)
  • 3面昇降式加工槽
    最大電極質量 0.5 kg(ホルダ含む)
    使用可能な電極径 Φ0.2 ~ 3.0 mm
当社はAS9100の認証を取得しています。
AS9100とは、米国・英国・日本など8ヵ国のワーキンググループによって開発された航空宇宙業界のサプライチェーンにおける製品品質を確保するためのマネジメントシステム規格です。