大型型彫放電加工をはじめ、超硬・ベリ銅・インコネルなどどんな材質の形状加工にも対応。
多種多様な材質に対応できる最新設備で、お客様のご要望にとことんお応えします。

  • 型彫・ワイヤー放電
    加工とは

    型彫・ワイヤー放電加工は、電極と加工物との隙間に発生した火花の熱によって溶かし、希望の形状に彫っていく加工技術のことです。火花を発生させるために極間電圧(パルス電圧)を引火し、小さな雷を発生させます。これらを繰り返し行うことで、少しずつ溶融し、余分な部分を除去していきます。これらの現象を液中で行うことで、より安全、より精密な加工が可能。どんな硬い材料でも、電気さえ通れば加工することができる技術です。
  • 型彫・ワイヤー放電
    加工のメリット

    型彫・ワイヤー放電加工の最大のメリットとは、焼き入れ後の鋼材でも、硬合金でも、刃物で削れないどんな硬い材料でも、電気さえ通れば加工できることです。型彫放電加工の最大ストロークは、X2200mm、Y2200mm、Z800mm。2600mm×3600mm×1000mmのワークまで乗せることができます。ワイヤーカット加工では、最小径φ0.1のワイヤー線からφ0.3まで対応、最大ストロークはX800mm、Y600mm、Z500mmまで可能。錆を防ぐためのラストール使用、油ワイヤーカット加工機対応など、高精度が要求される部品についてもお任せください。
自動化・少人化システム

当社では、現在、さらなる工期短縮、品質保証を達成するため、ATCを有効活用し、下記の自動化・少人化システムづくりに取り組んでいます。


社内共通作業ツールである「sistem3R」を使用した電極を製作することにより、
「電極の芯出し、位置決め」などの人的作業を排除します。
3Dデータや型彫放電用情報交換フォーマットのEPXデータ(日本金型工業会が
制定した型彫放電用の情報交換フォーマット)を加工現場で活用することにより、
位置確認や干渉チェック、プログラミングなど機上前段取りを行います。
スケジュール管理ソフトにより効率的に加工を進めます。

  • 横加工・輪郭加工など、どんな方向からでも加工出来ます。
    見えない箇所でも電極が通る隙間さえあれば、放電加工は可能です。
  • 放電加工による仕上り面粗度は、3s~65sまで自在に調整できます。
  • ワイヤーカット加工では、丸穴や、キー溝、六角穴、スプライン形状、モーターコア形状などの他、複雑な上下異形状穴でも、Φ0.1~0.3までのワイヤー線にて対応可能です。
  • 外周切り抜き加工でも、高精度加工が必要な場合、
    2nd-Cut仕上以上が出来る様に2ヶ所以上のスタート穴による加工を行う事で、自動結線により無人で連続加工出来ます。